豊田市は、施設の老朽化や待機児童の解消に向けて、公募型プロポーザルを実施した「高嶺こども園改築工事設計業務」の委託先として、東畑建築事務所名古屋事務所(名古屋市中村区)を特定した。提案限度額は5027万2920円(税込み)。履行期間は契約締結日から2018年7月31日まで。6月28日に見積もり徴集、契約締結する。参加表明業者数は32社だった。
計画によると、基本・実施設計を18年7月31日までに完了させる。その後、建設工事、既存園舎解体、外構工事を進める。工期は19年1月から21年2月(26カ月)まで。新園舎は20年4月1日の供用を目指している。既存園舎解体、外構を除き新園舎建設の概算工事費は7億7100万円(税別)を見込んでいる。
仕様書によると施設概要は、2階建て延べ約2100平方bを想定している。保育室10室、0〜2歳児保育室3室、職員室、遊戯室、保健室、相談室、調理室などを設置する。定員は250人(0〜2歳児定員50人)。
その他に、園庭面積880平方b以上で、園庭か園舎屋上に水遊び場を設置し、保護者と職員用として129台の駐車場を確保する。太陽光発電や風力発電などの実現可能な設備を取り入れる。新たに造成する敷地を合わせて工事計画を検討し、仮設園舎は設置しない。
同事業は、施設の老朽化や待機児童対策として定員の拡大、適正な保育環境を確保することが目的だ。
建設場所は、既存施設(和会町鳥手167)の隣接地。敷地面積は7145平方b。
既設園舎の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約1400平方b。
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建通新聞社