北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会の新潟県部会(部会長・黒田勇一北陸地方整備局環境調整官)が22日、北陸地方整備局で開かれ、16年度の取り組み結果や17年度の各種活動などについて、意見を交わした。
16年度は課題だった小・中学生や保護者への情報発信について、各部会員の取組み事例を紹介。工事現場や女性が活躍している姿を見せることは高校や大学選びのきっかけにもなることから、学校の年間スケジュールが決まる1月ごろまでに、現場や職場見学、出前講座などを提案していくことや、キャリア教育への組み込みなどの意見が挙がった。17年度は、各機関のイベントを一覧できる担い手カレンダーのさらなる周知と活用や、新潟県教育委員会が主催する「県立専門学校メッセ」に県部会として参加する意向を示した。
各部会員の主な動きでは、7月24、25の両日に開催する北陸地方整備局の事業研究発表会、一般社団法人日本建設業連合会北陸支部と公益社団法人土木学会関東支部新潟会が7月26日に開く新潟駅付近鉄道高架化工事などを案内する親子見学会を紹介したほか、県立新潟工業高校が文部科学省の「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」の指定校になったと説明。全学科が連携し、地中熱を利用した研究開発を行う予定で、各機関、団体への協力を呼びかけた。