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建通新聞社
2017/06/23

【大阪】淀川左岸線2期 本体工は18年度以降

大阪市は、阪神高速道路会社との合併施行方式により整備する「淀川左岸線2期事業」について、2017年度は工業用水導水施設撤去などの準備工事を継続する。本体工に着手するのは18年度以降になる見込みだ。本体工は、市、阪高のいずれから発注になるかは未定。工区割りなども含めて今後、事業スキームを両者で検討していく。
 市では、当初予算で事業費約20億5000万円を確保。大部分が工業用水導水施設の撤去や、水道・ガスなどの埋設管移設などの準備工事に充てられる。17年度はこの他、自然環境調査、埋蔵文化財調査、土壌調査、本体工に向けた道路トンネルなどの設計・検討などを継続する。
 2期区間は、大阪市此花区高見1丁目〜北区豊崎6丁目までの全体延長約4・3`。淀川堤防と一体型の本体地下構造4車線、幅員22bとなる。全区間本体は開削トンネルで施工する。道路上面は歩行者専用道路や緑地を整備し、環境や景観に配慮する。
 市は16年度、事業期間を20年度から26年度に延長した。また、豊崎出入り口部で並行路線として整備する淀川南岸線への接続ランプ(上り、下り)の廃止や同部の本線トンネル化、換気所の減数などの都市計画変更も行った。