岐阜県恵那土木事務所は、濃飛横断自動車道新設区間の中津川工区の整備を進めている。全長約5`区間のうち、終点の中央自動車道から市道坂本246号線までの約800b区間の道路予備設計をテイコク(岐阜市)に委託した。2018年3月20日までにまとめる。 予備設計では、16年度に行った現地測量の結果を基に交差する県道や市道、水路の管理者と交差形態などの協議を行い、道路計画を取りまとめる。 濃飛横断自動道中津川工区の整備は、県道苗木恵那線の美恵橋南側〜中央自動車道の全長約5`のうち、市道坂本58号線から中央自動車道までの約3・4`区間を先行して進める。中央自動車道〜市道坂本246号線、県道美濃坂本停車場線〜JR中央本線付近、JR中央本線付近〜市道坂本58号線の3区間に分けて現地測量、地質調査を進めてきた。
本線は高架道路として整備する計画で、既設市道や県道との交差形態は区間ごとに行う設計で詰める。車線数は、美恵橋〜リニア岐阜県駅までの区間を2車線、リニア岐阜県駅〜中央自動車道までの区間を4車線で計画している。
現在はリニア岐阜県駅〜美濃坂本線までの区間の地質調査を8月末までの納期で進めている。残りの2区間の予備設計が完了後、18年度から地元説明会を開き、全体の用地測量、取得を進めていく。
濃飛横断自動車道中津川工区は、木曽川に架かる県道苗木恵那線の美恵橋南側を起点とし、中央自動車道(茄子川地内にインターチェンジを新設)を終点とする新設道路。16年4月1日に国の補助事業として新規採択された。
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建通新聞社(2017/06/20)