岐阜県都市建築部は、花フェスタ記念公園内バラ園の再整備の基本・実施設計委託をプロポーザルで選び、最優秀提案者を日本公園緑地協会(東京都千代田区)に決めた。園内のバラ園の在り方を見直し、再整備に向けた内容をまとめる。業務委託期間は2018年3月23日まで。工事は18年度に発注する予定だ。
岐阜県は、16年度に「都市公園活性化基本戦略」を策定し、花フェスタ記念公園など4公園の再整備を進めている。
今回委託する設計は、花フェスタ記念公園内の西ゲート正面に位置するバラのベルベデーレ(展望デッキ)を含むバラのテーマガーデン(約5f)の他、1995年に整備した園の北側にある世界のバラ園(約2・5f)について。二つのゾーンに分かれたバラ園の在り方を含め、再整備の内容をまとめる。
基本戦略では「世界に誇るバラ園を中心に花による感動を伝える」をコンセプトにしており、これに沿った形で、ゾーニングによる各エリアの特徴付けや遊具の拡充内容、バラの育成環境の現状とその改善などのハード、ソフトの両面で公園のポテンシャルを最大限に生かす内容とする。
また、同公園内では17年整備として、施設修繕工事を発注する予定だ。ベルベデーレ木製格子が全体的に傷んでいるため、除却して全て新しいものに更新する。発注時期は現段階では未定。
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建通新聞社(2017/06/21)