名張市は、「旧国津小学校校舎改修工事設計」をアトリエ73(名張市)に委託した。履行期間は8月31日まで。設計を終え、準備が整い次第、工事を発注する。
2014年3月に廃校となった国津小学校(神屋1866)の跡地の利用策として、校舎棟をワイナリー(ワイン醸造所)などに改修し、名張市商工会に賃貸する計画。
校舎は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1350平方b。敷地面積は1万9530平方b。
校舎1階(面積465平方b)のうち、隣接している国津保育所のために稼働している給食室(面積150平方b)を除く部分をワインの保管庫や醸造施設とする。この他、2階(面積453平方b)を事務所、3階(431平方b)を地場産みその製造・梱包(こんぽう)などを行う食品加工場として改修する。
工事費は6000万円を見込んでいる。内容は食品加工場・事務所の整備、用途変更に伴う建築基準法・消防法などに基づく整備、外構整備、電気設備工事(照明は発光ダイオード〈LED〉器具を使用)、空調設備整備、給排水設備工事、整備に伴う解体工事など。工期は18年3月まで。
また、市は国から地方創生推進交付金から設備費として800万円の支援を受けており、今後、醸造設備や梱包設備などの設置を検討していく。
提供:
建通新聞社