指宿市は、開聞庁舎改修に向けた基本計画策定に着手した。12月22日までの期限で肥後設計が担当。併せて基本設計も行い、庁舎の在り方について検討委員会でまとめた提言書を10月にも発表する。実施設計は2018年度に行う見通しだ。
土木業者やPTAなどの市民ら15人程度で構成した検討委では、これまでに3回ワーキング形式で会合を実施。住民アンケートの結果も踏まえ、整備の方向性について議論を重ねてきた。9月までに4回の開催を予定しており、10月までに報告書をまとめる。
建物規模はRC造3階建1398u(1970年建設)。2015年度の耐震診断で一部耐震不足と判定されたことから、耐震補強や改修を行うほか、空き部屋の有効活用なども計画している。19年度以降に着工する方針だ。
市はこのほか、現地建て替えか移転新築を予定する山川庁舎(RC造3階建1028u)の検討を継続する。検討委ではこれまでに3回会合を実施。具体的な整備スケジュールは未定だが、20年度までを期限とする合併特例債の活用を見込んでおり、同年度の完成を目指して事業を進めるとしている。