屋久島町は、新庁舎の本体建築に着手する。2017年度6月補正予算案に行政事務棟にかかる工事請負費4億3256万円を計上。議決後、早期に指名競争入札で工事発注する方針で、18年度にかけて建設を進める。また、フォーラム棟と町民窓口棟、機械室棟は19日に起工式を行い、20日に基礎工事に着手する。
庁舎は全5棟(平屋一部2階建て)で、いずれも地元産のスギ材を活用した木造。行政事務棟のみ2階建てで、規模は1363.3u。このほか、フォーラム棟419.47u、町民窓口棟1170.31u、機械室棟142.1u。
予算化を先送りしている議会棟は、18年度当初予算案に整備費を計上する方針。規模は534.57uを想定しており、今後必要に応じて面積の縮小や設備を減らすなどの見直しを行う考えだ。
建設地は、屋久島空港近くの旧小瀬田小学校跡地(敷地面積約1万3300u)。町は、19年3月までにすべての建物を完成させたい意向で、新年度早期の供用開始を目指す。