香取市は20日、佐原駅北口バス拠点基本設計業務委託の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書の提出を来月4日まで受け付ける。昨年度で実施した佐原駅北口バス拠点概略設計の検討結果と佐原駅北口に係る公共施設等の配置計画を踏まえ、具体的な佐原駅北口バス拠点整備計画について検討を行う。履行期間は2018年3月23日まで。提案限度額は2000万円以内(消費税込み)。
参加資格は、@建設コンサルタント登録規定に基づく登録部門に「都市計画及び地方計画」または「道路」で登録を受けている者A国または地方公共団体が発注する業務のうち2007年4月1日から公告の日までの間に同種または類似業務を受注し、履行が完了した実績があること――など。
企画提案書の提出期限は7月10日まで。同18日にプレゼンテーションを実施し、受注予定者を特定。同20日に審査結果を公表・通知する。
業務の対象区域は、香取市佐原イ地先の佐原中央公民館等の移転後の跡地利用を考慮した区域約2万300uのうち、JR佐原駅北口拠点整備区域の約3600u。
同業務対象区域の佐原駅北口は、県香取合同庁舎が建設中であるほか、佐原中央図書館及び佐原中央公民館が、香取市複合公共施設へ移転集約される事業が進捗するなど、バス拠点及びその付帯施設等各施設の最適配置が必要となっている。このため、昨年度で実施した佐原駅北口バス拠点概略設計の結果等を踏まえ、具体的な整備計画について検討を行い、これに必要な調査及び基本設計を行う。
主な業務内容は、@バス拠点基本設計(約3600u)A道路予備設計B測量業務――など。基本設計では、▽佐原駅北口土地利用条件の整理▽設計方針の検討▽整備案の検討▽景観設計・排水設計▽基本設計図の作成▽概算工事費の算定▽協議資料の作成――などを行う。
昨年度で実施した「香取市公共交通拠点再構築業務委託」は、パシフィックコンサルタンツが担当。バス拠点として佐原駅周辺と小見川駅周辺を候補地として選定。佐原駅周辺は事業費5・8億円で、高速バス乗降場1バース、循環バス等乗降場1バース、バス待機スペース2バース、JR跨線橋EV2基、バス待合所・トイレなどの機能の導入を想定した。