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建通新聞社(中部)
2017/06/20

【愛知】三好ケ丘駅前再整備へ基本・実施設計開始

 みよし市は、名鉄豊田線「三好ケ丘駅」の駅前広場と周辺道路の再整備に向けて、基本・実施設計を玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)に委託した。委託金額は1500万円、履行期間は2018年3月21日まで。乗降者の動線を誘導し、にぎわい創出のために整備した駅前の複合施設「カリヨンハウス」の活用を促すなど、周辺施設も一体となる再整備を目指している。
 計画では、主に駅前広場面積約6000平方bをはじめ、同広場に接続する三好丘駅前線の駅前広場交差点から三好ケ丘駅西交差点までの延長200bを対象に再整備する。
 広場については、一般交通(キスアンドライド)と公共交通(タクシーやコミュニティーバス)の配置を変更するなど、駅利用者の動線を考慮して改めて整理し、ロータリー機能を再整備する。また、三好丘駅前線の延長約200bについては、現状4車線道路を2車線に改良し、駅利用者の交流空間として広い歩道に再整備する。駅とカリヨンハウス、東海学園大学方面に歩行者を誘導する連続性がある動線を確保することが目的だ。
 同市では、設計とともに警察など関係機関と協議を進め、18年度に工事着手する予定。工期は2〜3年程度を見込んでいる。
 名鉄豊田線の三好ケ丘駅周辺は、開発当初は閑静な住宅地を目指し、土地区画整理事業により宅地整備を実施した。現状では、通勤や通学の乗降客が利用するだけの駅となっており、駐輪場の不足や駅前ロータリーの車両混雑などが課題となっている。同市では、こうした課題の解消を図るとともに、魅力づくりに取り組みにぎわいを創出するため、駅周辺を再整備する。

提供:建通新聞社