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北海道建設新聞社
2017/06/20

【北海道】大和リースが旧共進会場の民間売却地取得へ−スーパーなど構想 

 道農政部は、民間に売却する旧道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)の敷地4万4172m²の優先交渉権者を大和リース(本社・大阪)に決めた。同社は土地取得後、大型スーパーなどの商業施設やフィットネス、起業家向けのチャレンジショップなどの開発を構想している。
 ことし2月に公募型プロポーザルで公告した、札幌市豊平区月寒東3条11丁目21の5ほかの4万4172m²が対象。現在は仮契約を終えた段階で、7月7日に予定する第2回定例道議会最終日での議会承認を経て売買契約を結び、その後本契約となる見通し。売却予定価格は、道が設定した最低価格を約15億円上回る22億7154万円としている。
 大和リースは、大型スーパーやドラッグストアなどの商業施設をはじめ、フィットネスや病院といった健康増進に関わる施設、起業を考えている人が出店できるチャレンジショップなどを構想。敷地の約3分の1をジョギングなどができる公園とし、憩いの場を提供することも考えている。
 隣接する札幌市への売却予定地は、北海道日本ハムファイターズの新球場や冬季五輪メインメディアセンターの候補地になっている。同社は「隣に何ができても共存できるような、地域に役立つ施設を整備していきたい」としている。
 東月寒向ケ丘第二地区計画の対象となっている同敷地は、建築物の敷地面積が1000m²以上に定められているほか、住宅や共同住宅、寄宿舎・下宿の建築はできない。
 用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第1種住居地域。