富山県農林水産部は、小長沢地区農地整備事業(経営体育成型)について、7月中旬に測量設計を委託する。
富山市婦中町小長沢、下邑、新町の受益面積40・5ヘクタールが対象。用排水路の老朽化が著しいことから、大規模経営が可能となる大区画ほ場整備と暗渠排水工を行うほか、道路工、用水路工、排水路工を進め、優良農地を確保して地域農業の持続的な発展を図る。整備内容は次の通り。
▽整地工 40・5ヘクタール
▽幹線支線用水路23路線 4645メートル(連結型ベンチフリュームBF300〜500)
▽幹線支線排水路14路線 4535メートル(排水フリュームHF300×300〜1000×1500)
▽支線道路20路線 3370メートル、幅員5メートル(有効4メートル)
総事業費は12億6200万円。内訳は、工事に7億3230万円、測量試験に5620万円、用地補償に400万円、換地3730万円、用地整備に800万円、農業生産法人等育成促進に9540万円、埋蔵文化財(保護盛土工、調査)に3億2600万円を充てる。25年度の完成を予定している。