国土交通省岡山国道事務所は、一般国道180号「総社・一宮バイパス」の整備を進めており、刑部地区第2改良工事の一般競争入札を早ければ10月中にも公告する見通しだ。
整備延長は約300b。盛土工約5000立方b、排水構造物工約400b、仮設工などを予定している。工期は約6カ月間。施工地は総社市刑部地先。設計はウエスコ(岡山市北区)らが担当した。
総社・一宮バイパスは、一般国道180号の岡山市北区楢津から総社市井尻野までの交通混雑の緩和や交通安全の確保などを目的とした延長15・9`の道路。
このうち、中国横断自動車道岡山総社インターチェンジ関連区間を含む岡山市北区福崎〜総社市総社までの延長3・4`区間が4車線で、直近では、2016年3月に岡山市北区楢津〜北区一宮山崎までの延長1・5`区間が暫定2車線で開通している。
国が示している直轄事業計画書によると、15・9`区間全体の事業進捗率は現在約45%(用地進捗率も同じ)。全体事業費は530億円で、このうち総社市内の道路整備(総社バイパス部分)を岡山県が、岡山市内の道路整備(一宮バイパス部分)を岡山市がそれぞれ事業費の一部を負担する。17年度の負担額は県が1億4500万円、市が2億6166万円。
総社バイパスでは、5−1〜5−4工区に分割し整備が進められている。5−1と5−2は開通済み。刑部地区は5−3工区(延長1・9`)となる。
なお、全区間の中で今後整備する予定の主な構造物は、トンネルが3カ所、線路をまたぐ高架橋などの橋梁が4カ所。
「提供:建通新聞社」