国土交通省岡山国道事務所は、国道2号「倉敷立体事業」を進めており、船穂高架橋建設に伴う下部工その2とその3を第3四半期にそれぞれ発注する。
その2工事では鉄筋コンクリート造の張り出し式橋脚5基、その3工事では同構造4基を建設する。それぞれ仮設工事などの他、その2では、既設の船穂ONランプの撤去も行う。工期は10〜12カ月間。2018年度に上部工を発注する予定。
施工地は倉敷市船穂町船穂地先。設計は復建調査設計岡山支社(岡山市北区)が担当した。
倉敷立体事業は、国道2号の倉敷市新田から同市船穂町船穂までの延長7・7`区間を対象に、渋滞の緩和などを図るために4車線化する工事。07年度から着手し、起点の新田から片島町までの5`区間で工事が完了している。16年度末の事業進捗率は約72%。19年度中には残り2・7`区間の工事を終え、全線を開通させたい考えだ。
現時点での総事業費は164億円。17年度事業費は37億5900万円で、このうち岡山県が12億5300万円を負担する。
船穂高架橋の総橋長は818b。橋脚数は44基。17年度はこの他、船穂高架橋ONランプの新設や高梁川に架ける高梁川大橋(橋長714b)の鋼上部工事などを進めていく計画だ。
「提供:建通新聞社」