愛媛県は、一般会計6月補正予算案として60億6947万円を追加計上し、15日から開かれる6月県議会に上程する。これにより当初からの累計では6418億3947万円となり、対前年度同期比では1・4%減となる。会期は6月28日まで。
補正内容は、「公共事業の追加による県内景気の下支え」を図るために56億5574万円などを計上した他、経済・雇用対策の推進や自転車新文化の普及拡大など、重要課題への対応強化を柱に策定されている。
公共事業関連の内訳は、橋梁補修事業の193カ所に18億4740万円、災害防除事業の53カ所に8億6744万円、交通安全施設等整備事業の国道197号(西予市)トンネル非常用設備に771万円。
河川改修の10カ所に3億4080万円、河川堤防緊急改築事業の3カ所に9069万円。海岸保全施設整備の4カ所に3億4236万円。通常砂防事業の27カ所に4億1579万円、地滑り対策事業の6カ所に9181万円、急傾斜地崩壊対策事業の28カ所に3億7368万円。港湾整備事業の8カ所に2億9280万円。
JR松山駅付近連続立体交差事業に1億2061万円。都市計画街路事業の5カ所に6億8269万円。総合運動公園の北部丘陵地遊歩道整備に1053万円。南予レクリエーション都市公園施設整備の11カ所に1億2740万円。
農用地高度利用基盤整備事業の農業用用排水施設整備など4カ所に2653万円。桜井漁協(今治市)の製氷機更新整備に1750万円を補助。
提案:建通新聞社