香川県は6月21日開会の定例県議会に一般会計3000万円、特別会計189億円の6月補正予算案を提案する。会期は7月12日までの22日間。補正予算案の追加により、本年度の一般会計の累計額は4613億2900万円となる。
補正予算案の主なものはプロフェッショナル人材戦略拠点運営に2000万円を計上。都市圏にある潜在的なUJIターン希望者と地域企業の求人ニーズを結びつけるため、都市圏大企業への訪問活動の他、働き方改革や副業・兼業を促進している、県内企業などの転職フェアへの出展を支援する。
特別会計では中小企業高度化資金特別会計の新・かがわの中小企業応援ファンド造成事業に189億円を計上した。「かがわ中小企業応援ファンド」に係る貸付金の原資を中小企業基盤整備機構と県(一般会計)に償還し、新ファンド造成のための原資として同額を「かがわ産業支援財団」に貸し付ける。
新ファンドの規模は118億5000万円を予定しており、負担区分は中小企業基盤整備機構94億4000万円、県1000万円、かがわ産業支援財団16億円、地元の金融機関8億円。運営管理はかがわ産業支援財団が当たる。引き続き、県内中小企業が行う新事業展開などの取り組みを支援する予定だ。
提供:建通新聞社