日本工業経済新聞社(山梨)
2017/06/15
【山梨】韮崎警察署移転で実施設計費/県補正予算案
県は15日、2017年度6月補正予算案を発表した。一般会計に16億7206万2000円を追加。建設事業では、韮崎射撃場汚染土壌除去に5億3604万3000円、韮崎警察署の建設で用地取得、実施設計、地質調査に4億9078万3000円、都留興譲館高校建設事業のグラウンド整備、防球ネット設置、照明設備改修などに2億409万8000円。公共事業費(普通建設事業費)の追加は無い。
老朽化している韮崎警察署は、甲斐市志田地内の国道20号沿いに移転する。これまで用地測量調査などを行っており、補正予算案では用地取得費、実施設計費、地質調査費を計上した。
韮崎射撃場(韮崎市清哲町青木)の汚染土壌除去では、全体4区分のうち最後となるC工区の費用を計上。
都留興譲館高校の建設(都留市上谷)では、最終段階となるグラウンド整備、防球ネット設置、照明設備改修を行う。
新規事業では、富士湧水の里水族館(忍野村忍草)の利用者増加などを目指し、地方創生拠点整備交付金を活用して改修を行う。改修内容は、休憩施設整備、学習展示設備更新、外壁・デッキ改修。
補助事業では、北杜市内で農地所有適格法人が行う高度環境制御栽培施設(ハウス)などの整備に2億2150万円を助成(補助率2分の1)。
森林関係では、市町村が行う森林所有者などの情報を一元管理する林地台帳の整備に474万7000円を補助する。補助先は韮崎市、中央市、早川町、忍野村、山中湖村。
商業関係では、南アルプス市商工会の商工会館建設の取得などに2590万6000円を補助する。
調査関係では、子どもの貧困実態調査事業に359万7000円など。
補正予算案は、6月22日開会の定例県議会に上程する。