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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/06/15

【群馬】群馬県防草ブロック工業会・第3回通常総会を開催

群馬県防草ブロック工業会(富沢茂隆会長)は13日、前橋問屋センターで第3回通常総会を開催した。2017年度の事業計画や役員改選で富沢会長の続投を審議し、全会一致で承認。新たに入会した4社とともに持続可能な地域づくりに貢献する。総会には、名古屋大学生物機能開発利用研究センターの農学博士・北野英己教授と防草研究会の石川重規代表も応援に駆け付け、総会後に講演会を行った。
17年度の事業計画では、持続可能な地域づくりに貢献するため、新たな会員を迎え、業界の社会的地位向上をはじめとして県内のコンクリート製造団体との連携を図る。また、防草製品などのプレキャスト製品がより安全で安心な社会の実現に貢献できるよう力を合わせて活動するとした。重点事項として群馬県型管渠型側溝本体について、防草機能付き製品の安定供給が可能な体制の構築、防草機能付き製品の施工現場への調査を継続して定期的に行う予定。さらに群馬県内の供給目標値として2万mを掲げた。
冒頭、富沢会長は「昨年度、群馬県下において1万8332mの防草製品の納入実績を得られました。このことはお客さまからのご理解を頂き、信頼をされ、当防草ブロックの技術が本物であることが証明できた結果であると考えております。今年度は新たに4社を迎え、業界の地位向上となるよう群馬県GBX工業会(佐藤一己代表理事)の協力のもと、群馬県型管渠型側溝本体にも防草機能を配し、車道側の雑草対策にも力を入れ、お客さまとともに課題解決に努めていきます。われわれの活動が持続可能な地域づくり、そして安全で安心な社会の実現に貢献できるよう、皆さまとともに力を合わせて活動していきたい」と協力を呼び掛けた。
このほか総会では太陽コンクリート工業(高崎市)の営業管理部の山田義明部長が製品の納入や現場管理などの大きな功績を讃えて表彰式が行われ、会場は大きな拍手に包まれた。
新規会員は◇カイエー共和コンクリート(前橋市)◇岸コンクリート(太田市)◇佐藤コンクリート(前橋市)◇野村コンクリート(高崎市)。
総会後は、北野教授が「防草技術の普及・発展のため〜防草ブロックの魅力〜」と題した講演を行い、雑草の側からみた問題点や大学内に施工した経過報告などを講話。防草ブロックの開発者の石川繁氏との出会いからはじまり、防草ブロックの魅力があふれる講演となった。
続けて同会にもさまざまなアドバイスを行っている石川代表は「防草技術について」と題した講演を行った。00年から防草研究をはじめ、故石川繁氏の研究を引き継いで防草技術を広める。この技術は製品・技術関連のさまざまな賞を受賞している。
新役員は次のとおり。
=敬称略=
◇会長=富沢茂隆(太陽コンクリート工業)
◇副会長=堀正明(トキワコンクリート工業)
◇副会長=富岡俊輔(赤城商会)
◇監査=襟川英樹(エコム)
◇監査=兵藤勝宏(赤城商会)
◇広報委員長=坂口直之(トキワコンクリート工業)