トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2017/06/15

【東京】都 港湾施設の維持管理計画策定へ

 東京都港湾局は、東京港内に配置している防波堤や波除堤、桟橋、物揚場、臨港道路など港湾施設の維持管理計画を策定する。用途に応じて外郭施設、係留施設、船舶役務用施設、臨港道路施設、荷さばき施設などにグループ分けし、それぞれ施設の現況を確認した上で、効率的・効果的な点検診断や維持補修の計画を定める。大規模な補修・改修や更新といった対策が必要になる前に、定期的な点検を実施し、その結果に基づく予防的な修繕・補修などを行うことでそれぞれの施設を長寿命化し、維持管理費用が一時期に集中しないよう平準化する。
 対象とするのは、▽中央防波堤▽東防波堤▽西防波堤▽12号地貯木馬波除堤▽13号地小型船だまり波除堤―などの「外郭施設」、▽日の出ふ頭▽竹芝小型船桟橋▽城南島▽大井その2建材ふ頭岸壁▽月島ふ頭物揚場▽13号地ふ頭岸壁▽辰巳ふ頭岸壁▽若洲建材ふ頭▽新客船ふ頭(建設中)―などの「係留施設」、夢の島マリーナの「船舶役務用施設」。
 この他、▽竹芝ふ頭▽品川ふ頭▽大井ふ頭その1・その2▽昭和島▽竹芝ふ頭▽13号地▽10号地その1・その2▽12号地▽中央防波堤内側埋立地―などに配置している道路や東京港臨海道路といった「臨港道路」、臨港道路の「交通施設(トンネル)」、各ふ頭の「保管施設(野積み場)」「上屋・荷役施設」、「環境整備施設(海浜・緑地)」も維持管理計画を策定する。
 それぞれの施設の施設台帳や設計図書、竣工図書、これまでの点検診断結果などの資料を基に整備や補修の履歴、管理状況を整理するとともに、現地調査を行って施設の状況を把握。その上で、無人航空機など新技術の活用も含めた点検診断手法を検討し、点検診断計画や評価手法、維持補修計画などを盛り込んだ維持管理計画を策定する。
 7月5日開札の希望制指名競争入札を経て業務の委託先を決め、年度内に取りまとめる。

提供:建通新聞社