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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/06/14

【群馬】建災防館林分会が安全衛生管理事例発表会を開催

建設業労働災害防止協会群馬県支部館林分会(原初次分会長)は13日、館林文化会館で群馬県建設業協会館林支部と共催により「現場における安全衛生管理事例発表会」を開催し、さらなる安全衛生管理の意識向上を図った。発表会では、管内で施工された10工事の安全対策が発表され、最優秀賞には河本工業の松野繁氏、優秀賞には徳川組の川田貴正氏、原工業の原克則氏がそれぞれ選ばれた。
冒頭、あいさつした原分会長は「本日は10件の事例発表を行うので、各社ともに安全会議の場などで役立てていただきたい」と呼び掛けた。
群馬県建設業協会の青柳剛会長は「館林支部の事例発表会が先駆けとなり、各支部へと広がっていった。夏に向かって工事も最盛期となるが強い安全意識を持ち、安全の視点から生産性の向上を図っていってもらいたい」と喚起。太田労働基準監督署の城詰美智晴署長は「本年度は建設業における死亡災害は0件となっている。この結果は皆さんが地道な安全活動に取り組んでもらった結果」と感謝した。県館林土木事務所の松井政浩所長は「このような発表会は安全について考える良い機会になると思う。会社に戻ったらフィードバックしてもらい労働災害防止に役立ててもらいたい」と述べ、県東部農業事務所館林農村整備センターの播磨幸三センター長の代理で出席した中島洋管理整備係長は「本年度は約10年振りにほ場整備工事を行う。工事にあたっては十分注意して施工していただきたい」と代読した。
発表では、国・県・町から発注された工事の担当者が現場における安全対策を説明した。
その後、同監督署の荒井教隆安全衛生課長が発表の講評と安全管理について話したほか、県契約検査課の栗崎素彦主任工事専門検査員による講演も行われ、参加者には有意義な時間となった。