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福島建設工業新聞社
2017/06/14

【福島】会津若松市/複合化の行仁小学校を地域拠点化

 会津若松市は13日、市立行仁小校舎等整備方針策定支援・基本設計業務委託の公募型プロポーザルを公示した。
 学校施設に市施設の機能を取り込んで地域拠点とする市初のモデルケース。行仁町にある現在の校舎、屋内運動場等を現在地(敷地1万1983平方b)改築するのに合わせ、行仁コミュニティセンター、行仁こどもクラブ、消防団第3分団基幹消防屯所との複合化を検討する。
 今回業務では、施設配置や規模機能を検討。施設整備方針の策定を支援するほか、基本設計を作成する。
 対象者は市「建築設計」資格登録で、市区域内に主たる事業所がある1級建築士事務所(1級建築士2人以上所属)。参加意向申出書提出期限7月3日(郵送で市教育委員会教育総務課必着)、企画提案書は28日〜7月7日までに会津若松郵便局必着。
 市担当者と外部の建築設計関係者等でつくる審査委員会が7月18日に書類審査と参加者全員のヒアリングを行う。委託料限度額3087万円(消費税込)、履行期限30年3月20日。
 提案課題は「対象敷地への施設の配置、施設の構成・階数についての考え方」「地区住民との合意形成の図り方」「ライフサイクルコストの削減」など。@事務所の業務経歴等A提案チーム能力(取組体制など)B技術提案内容の3項目で評価。特に地区住民との合意形成の図り方や施設配置・構成・階数の考え方等の配点を高く設定した。
 市は今年度、地区住民との意見交換会を開いた上で前半に整備方針を策定。その後、基本設計、地質調査を経て30年度に実施設計、31・32年度継続で校舎・屋内運動場を新築、33年度の再開校を目指す。その後、旧校舎解体とグラウンド整備を行う。総事業費約30億円を見込んでいる。