豊田市は、公募型プロポーザルを実施した「鞍ケ池公園民間活力導入検討業務」の委託先に、中央コンサルタンツ(名古屋市西区)を特定した。6月14日に見積もり徴集し、契約締結する。提案限度額は1800万円(税込み)。履行期間は2019年3月30日まで。
同公園は、供用後52年が経過して全体的に施設が老朽化。公園施設の効率的な改修・更新を目指し、維持管理費の削減を図るために公園施設長寿命化計画を策定するとともに、公園の魅力向上を目指して民間活力の導入を検討する。具体的な時期は未定だが、結果を踏まえて可否を判断する見通し。
仕様書によると、利用者ニーズを把握するため、現地でアンケートなどを実施。結果を踏まえて老朽化した施設の改修・更新の他、利用者が望む施設の導入などについて検討する。また、マーケット・サウンディング(市場調査)を行い、民間活力導入の可能性を調査する。5〜6分野の関係業者30社程度を抽出し、アンケートで参画の意向を確認する他、ヒアリングなどで事業化に向けた課題を確認する。
その他に、事業方式(コンセッション方式、PFI、DBO、指定管理者制度など)、事業形態、事業範囲、事業期間などについて、各事業スキームのメリット、デメリットを整理する。
公園施設長寿命化計画の策定では、鞍ケ池公園全体(95・13f)を対象に、計画の準備から健全度調査の実施、緊急度判定までを行い、報告書をまとめる。
鞍ケ池公園は、愛知高原国定公園に指定されており、水辺テラス・水辺デッキ、植物園、桜園、芝生広場、観光牧場、動物ふれあい広場などがある。所在地は矢並町法沢714ノ5。
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建通新聞社