東京都西部住宅建設事務所は「都営上石神井四丁目団地(4期・5期)基本設計」をエーシーエ設計(千代田区)に委託する。プロポーザル方式で選定し、6月13日に同社の見積もった1450万円(税抜き)で契約することを決めた。老朽化した既存住宅を4棟約550戸の規模で建て替える計画。14日に随意契約を結んで作業をスタートさせる。
上石神井四丁目団地は、完成から50年近く経過して老朽化が進行している都営上石神井アパート(練馬区上石神井4ノ5他)を建て替えて整備する。これまでに1期(112戸)と2期(76戸)の住宅を供用し、現在は3期の工事を進めている。
今回設計作業を開始する4期・5期では、既存の8・9・12・13・15・16A・17・18・19・20・21号棟の計11棟(400戸)を段階的に解体。その跡地に鉄筋コンクリート造で4棟、550戸程度の住棟を建設する。
保育所(面積約1000平方b)や子育て支援施設(同200平方b)を合築する他、付帯施設として駐車場や駐輪場、ごみ容器置き場などを配置する。
事業対象区域は約2万0200平方bで、用途地域は第1種住居(建ぺい率60%、容積率300%)と第1種中高層住居専用(同60%、200%)。基本設計の納期は90日間。
提供:建通新聞社