日本工業経済新聞社(山梨)
2017/06/13
【山梨】県県土整備部 中北建設管内の公園 小瀬でスタンド防水工
公園長寿命化計画に伴う施設維持で県県土整備部は、中北建設事務所管内にある小瀬スポーツ公園の野球場(県中北建設が工事発注)と陸上競技場(営繕課からの発注)の改修工事を進める。
一般競争入札を9月下旬にも公告し、11月から12月の着工を目指す。
両施設ともスタンドの防水工事が主(陸上競技場はメインスタンド)。施設内のクラック補修や塗装、雨漏り対策、ジョイントの金物やイスの交換なども併せて行う。
このうち野球場は、2015年度から3カ年で改修工事を実施し、本年度工事で完了する。
工事内容は、塗膜防水工(超速硬化ウレタンスプレー工法)など。
外壁改修工事と1工区工事は三井建設工業(甲府市)、2工区は井口工業(同市)が施工。近く2工区工事が完了する。設計はエイト日本技術開発(本社:東京都)が担当した。
野球場のスタンドは、内野固定7931人、外野芝生1万2000人、身障者スペース室内24人。
陸上競技場のメインスタンド改修工事は、15年度から19年度以降まで継続して進め、15年度は三光社(甲府市)が施工。設計はエイト日本技術開発が担当した。
工事内容は、塗膜防水/超速硬化ウレタンスプレー工法769u、断面修復工一式など。昨年度は工事発注をしていない。
同競技場には、普通席がメインスタンド6050席、バックスタンド6161席、サイドスタンド4972席。車椅子用スペースとしてメインスタンド25席、バックスタンド14席、サイドスタンド34席。メインスタンド中央上段のみ屋根が設置されている。
そのほかに舞鶴城公園(甲府市)と御勅使南公園(南アルプス市)も改修工事を実施。舞鶴城公園は県中北建設事務所、御勅使公園は県営繕課からの発注となる。
木柵改修工事は、本丸と天守閣の周辺(約200m)老朽化している部分を交換する。8月下旬に公告し、10月上旬の着工を予定。来年度以降も工事予算が確保され次第、継続して進める。工事進捗率は3割程度。
御勅使南公園については老朽化するため、本年度から3カ年で園内トイレ(5カ所)の全体改修工事を行う。本年度はスポーツゾーンBと中央広場の2カ所を予定。9月ごろに公告し、12月ころからの着工となる。
工事内容は、和式トイレの洋式化を始め、手すりや子ども用の手洗い場設置、LED照明化を計画している。