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　徳島県は９日、新たに44億７３２１万円を追加する６月補正予算案を発表した。15日から開会する県議会定例会に上程する。地方創生の具現化に向け、県の強みを生かした「活力ある地域経済の実現」を推進し、「新次元の消費者行政の展開」「子育て支援」のさらなる充実などを図る。
　今回、一般会計の補正予算規模は６億７３２１万円で、中小企業・雇用対策事業特別会計への新ファンド創設に伴う34億５０００万円の追加が補正額の大半を占める。新ファンドは「『ＬＥＤ×藍』産業ファンド」造成資金貸付金。県の誇るＬＥＤと藍の産業について、企業の新商品・技術開発などの支援を図ることにしている。この他公用地公共用地取得事業特別会計に３億円、土地造成事業会計に５０００万円をそれぞれ追加した。
　一般会計の当初からの累計額は４８６６億８５２１万円で、前年度同期と比べ１・１億円ほど減額した。また、本補正における投資的経費は１億２４５０万円（全て補助事業）。当初からの累計額は８０３億３１９６万円となり、前年同期と比べ14億円ほど減額している。
　補正予算案の主なものは次の通り（▼は新規）。
　▼「『ＬＥＤ×藍』産業応援ファンド」造成資金貸付金−34億５０００万円▼プロフェッショナル人材フラッグシップモデル事業（企業支援）−２０００万円
　▽次世代園芸モデル整備事業（高度環境制御を用いた低コスト対候性ハウス整備支援）−１億０５００万円▽森林計画作成促進事業（森林ＧＩＳ導入支援）−１５０万円
　▼自立援助ホーム整備事業費補助金（施設整備に要する経費補助）−１８００万円▽高速道路ネットワーク用地先行取得事業（四国横断自動車道の新直轄区間と阿南安芸自動車道の桑野・福井道路の整備促進に必要な用地の先行取得）−３億円

提供：建通新聞社