社会福祉法人宇治福祉園(理事長杉本一久氏、宇治市菟道荒槇37)が取得した宇治市五ケ庄の国有地を活用し、保育園を建設(増築)する計画を進めていることが本紙調べでわかった。
国有地の当該土地(元梅林官有地の一部)について、宇治福祉園は待機児童の解消を図ることを目的に、保育施設敷地の用途で取得するにあたり、近畿財務局に公用・公共用の取得を要望。近畿財務局がその適否を審査し処分を決定した。宇治福祉園と近畿財務局は5月25日に契約した。契約金額は1億1500万円。
当該土地は宇治市五ケ庄梅林72−14の敷地面積1527・79u。登記地目は宅地。用途地域は第一種住居地域で建ぺい率が60%、容積率が200%。宇治福祉園が運営する幼保連携型認定こども園「みんなのき黄檗こども園」(宇治市五ケ庄梅林72−9)の東側隣接地で、南北に細長い形状。
当初計画案によると取得した土地の北側(道路沿い)にS造2階建、延288u(建築面積192u)の園舎を増築する。定員は30人。南側は園庭として利用する計画。