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　富山県農林水産部農村整備課は、農業用水を利用した小水力発電所の整備に向け、４地区で基本設計に着手する。
　対象は、富山市婦中町外輪野ほか地内の「外輪野地区」、氷見市土地改良区の「五位地区」、富山市八尾町宮腰地内の「久婦須川地区」、富山市八尾町新田ほか地内の「新田用水地区」の新規４地区。
　外輪野地区は外輪野用水路を活用し、１８年度の着工を目指す。このほど基本設計を北電技術コンサルタントに委託した。久婦須川（宮腰用水路）、新田用水（新田用水路）の両地区は、新日本コンサルタントで概略設計が進められ、１８年度に基本設計に取り組む。五位地区については、今年度内に基本設計を委託する予定。基本設計は国の小水力等発電導入支援事業を活用する。
　農業用水による小水力発電は、２４カ所で稼働しており、７カ所で整備が進む。新規４地区を加えると、２１年度までには整備目標の３３カ所を上回る３５カ所で稼働となり、新たな目標設定を検討していく。