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北陸工業新聞社
2017/06/12

【新潟】事故防ぐ作業環境実現へ/仮設安全監理者足場講習会/ACCESS北信越

 全国仮設安全事業協同組合(ACCESS)北信越支部(高田清豊支部長)は9日、「仮設安全監理者資格取得講習会(足場編)」を、新潟市東区で開き、受講者は墜落災害の撲滅と安全な作業環境の創出に向け、仮設足場の基礎知識などについて理解を深めた。
 足場の専門知識として、共通・養生、専用足場、システム足場、建て方足場などを理解してもらい、厚生労働省が「足場からの墜落・転落災害防止総合対策推進要綱」に示す足場等の組立・変更時等の点検における十分な知識と経験を有する者「仮設安全監理者」を養成するもの。
 講習に先立ち、支部統括安全監理室の皆川斉志室長が建設業の死亡事故トップが墜落事故であることを挙げ「足場点検のプロとなり、現場で生かしていただきたい」と呼びかけ、安全帯を取り付けて落下した場合の人体に掛かる衝撃を解説し、落下そのものを防ぐことの必要性を説いた上で、手すり先行工法による2段手すりと幅木の機能を有する足場に加え、十分な知識を有する第三者による安全点検の重要性を示し、専門的な知識の修得を促した。
 また、日綜産業の枠組足場用手すり枠「セフトパラペッター」を使った先行手すり工法などを実演し、現場での墜落事故防止と安全な作業環境を実現する足場の組立・解体方法なども紹介した。

hokuriku