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北陸工業新聞社
2017/06/12

【富山】18億円でJSへ工事委託/神左浄化C1号溶融炉改築/県土木部

 富山県土木部は、「神通川左岸浄化センター1号汚泥溶融施設改築工事」の工事委託契約締結に関する議案を、県議会6月定例会に提出した。
 18億円で日本下水道事業団(JS)と随意契約するもの。神左浄化センターの1号汚泥溶融炉は処理能力9トン(表面溶融方式)。老朽化に伴い、汚泥溶融炉、廃熱ボイラ、排煙処理塔の更新一式に取り組む。JSから一般競争入札で工事発注が行われる。工期は19年3月29日まで。
 射水市海竜町地内の神左浄化センターは97年に供用開始。全体計画汚水量は11万7000立方メートル/日、標準活性汚泥法。汚泥溶融炉棟はRC造3階地下1階建て延べ5384・3平方メートル。2号炉は能力12トン。
 下水処理の過程で発生する汚泥を、1350度以上の高温で溶かしスラブ化。生成された溶融スラブは建設資材やコンクリート製品などに利用されている。

hokuriku