福井県中小企業団体中央会(稲山幹夫会長)は8日、福井市の繊協ビルにおいて17年度通常総会(第62回)を開催し、16年度事業報告や17年度事業計画・収支予算案などを審議した。あわせて、同団体政治協会も総会を行っている。
稲山会長は冒頭のあいさつに立ち、「福井県では青年部やレディース中央会も活発に活動している。全国組織とも連携して情報を福井へ還元し、積極的にこちらの要望を上げていきたい」などと述べた。
今年度事業計画としては、基本方針に中小企業組合などに対する巡回支援および相談対応の拡充強化を通じて、ものづくり補助金やそのフォローアップ事業などを活用した生産性・収益性の向上を設定。
併せて事業承継の促進や、地域資源活用・6次産業化などによる販路開拓、地域における人材の確保などを主な柱として取り組むとした。
その他、中小企業組合などの組織活性化や総合青年部・女性部育成事業、小規模事業者組織化指導、近畿経済産業局受託事業、中小企業団体福井県大会(10月13日予定)なども実施する。