全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　京都府乙訓土木事務所は、京都市西京区大原野で計画の北川通常砂防事業について、29年度から工事用道路工事、砂防堰堤工事の着手を予定している。
　山間部に位置する北川は、渓岸浸食が進行し、不安定土砂・転石が渓流内に堆積しており、土石流の発生が懸念されるため、対策を講じる。
　事業概要は砂防堰堤２基（本川１基、支川１基）、床固工11基（本川５基、支川６基）。事業費は約９億円。
　13年度に事業着手しており、34年度の完了を予定する。28年度までに事業費約２億５０００万円を投入し、測量、詳細設計、用地補償等を進めた。
　29年度の計画によると、事業費１億１０００万円（28年度補正の５０００万円含む）を投じ、用地補償を進めるとともに、工事用道路工事、砂防堰堤工事に着手する予定。
　北川通常砂防事業については、17年度に事業再評価、24年度に事業再々評価を実施。今回、再々々評価を行うための資料作成、工事用道路の修正設計、景観資料作成などを行う業務を指名競争で委託する。６月16日に開札し担当業者を決める。工期は９月29日まで。
　計画地は京都市西京区大原野北春日町。