高知県高知土木事務所は、河川の地震・高潮対策として、2017年度も鏡川、舟入川、久万川、下田川、介良川の堤防耐震補強工事を引き続き進める計画。舟入川は第2四半期中、それ以外の河川では10月以降に順次一般競争を公告する。
現段階で予定している施工場所は、鏡川が右岸側で潮江橋付近より下流の延長180b。工事は2期に分け実施、1期工は桟橋を仮設した後、予算、工期の範囲内で矢板を打設する。2期工は1期に続き矢板を打設した後、上部に被覆コンクリートを施し、桟橋を撤去する。
舟入川では、左岸側で鹿児橋より下流の延長400bを施工。16年度に矢板打設と笠コンクリート工が完了しており、今回は捨石工を進める。
久万川では、右岸側で薊野大橋より上流の延長100b、下田川では、右岸側で五台山橋より下流の延長60b、介良川では、東部総合運動場の西で、右岸側が延長100b、左岸側が延長70bを施工する。補強工法は未定。鏡川、舟入川も含めて、国が定めた基準の見直しに伴い、現在耐震照査が進められており、この結果に基づき工法を決める。
提供:建通新聞社