福井県建築業団体連合会の今年1月設立来、初の総会は7日開催され、新会長には設立母体の県建築工業会名誉会長を務める塩浜都広氏を選任したほか、16年度事業報告・決算および17年度事業計画・予算案など5議案を審議了承した。福井市大手2丁目の福井フェニックスホテルで。
塩浜会長は総会後の懇親会冒頭、就任挨拶に立ち、「大役ではあるが精一杯に努めたい。建築産業は男の世界で、柳生新陰流の兵法にならい真剣勝負で磨きを」などと意欲を示し、設立目的である建築業に携わる会員の相互連帯と結束を図る画期的な意義を強調。続いて来賓の松本正輝県土木部技幹が祝辞を送った。
役員改選によると初代会長の西野左武朗氏は会顧問に就任。また円滑な事業遂行を目指して事業、総務、広報の3委員会を新設し、副会長の吉田勝二(建専連)、前田豊次(電気工事)、田中猛雄(室内工事)の再任3氏が各委員長を兼務する。見谷貞次専務理事も再任。また現理事9人(構成団体の各長)に加え、県建築工業会から西田康蔵、上木雅晴、福地礼造の各地区支部長3氏が規約改正で新理事に。監事2人も再任された。
17年度事業は建築生産にかかる会員相互の連携を図り情報と人の交流を促すほか▽技術者・職人育成のキャリアアップ支援▽建築業界に興味をもってもらう業界全体のイメージアップ事業▽関係官署との連携・情報交換事業を推進する方針。