日本工業経済新聞社(山梨)
2017/06/08
【山梨】甲府駅南口整備、8月に完成へ
県と甲府市による甲府駅南口周辺地域修景計画推進会議が7日に開かれ、駅前広場や平和通りの整備進捗状況などを確認した。県が整備する駅前広場は現在、最終段階となる山交前広場工事や信玄公像広場の水景や植栽、階段拡張などの工事を、市では総合案内所の建設工事を進めている。
これらは本年8月にはおおむね完成し、供用開始の見通し。埋蔵文化財調査を行った信玄公像広場は少し遅れて9月ごろの完成を目指している。
平和通りの再整備では、駅前から甲府市役所南側まで約500mで歩道改修や自転車道の整備などを計画。16年度は県庁入口まで約100m区間が完成し、17年度は防災新館までの約170mの工事を実施。18年度にはその先の甲府市役所前まで約230mを整備し、完成の予定。
甲府駅南口周辺地域の再整備は、県都の玄関口としてふさわしい良好な景観づくりという方針のもと、駅前広場と平和通りは13年3月の実施計画に基づき整備を展開。これまでに地下駐輪場、一般車ロータリー、公共交通ロータリー、トイレ、南口出入口の大庇屋根などが完成している。
市では総合案内所のほか、南口エレベーター設置工事(ロープ式斜行型、定格速度35m/分)の工事を進めていく。
そのほか会議では、甲府城周辺について、16年6月に策定した基本計画に基づき実施計画の策定を進めていることを確認した。