豊橋市は、道の駅「とよはし」(仮称)地域振興施設基本設計業務の事業者を、公募型プロポーザルで募集を開始した。6月19日まで参加表明書を受け付け、書類審査とプレゼンテーションを経て、早ければ7月下旬に契約候補者を特定する見込み。契約上限額は2590万円(税込み)。
道の駅「とよはし」を東七根町地内に建設する。計画している施設概要は、延べ床面積約2000平方b以下の建屋(商業用途施設・商業用途以外の施設)と、屋根付きバス停や屋根付き広場などその他施設延べ約1200平方b以下についてまとめる。
主要構造は鉄骨造の平屋で、敷地面積は既存店舗の「あぐりパーク食彩村」を含み約1万1000平方b。既存施設に隣接する計画だ。用途地域は市街化調整区域。防火地域の指定はなし。基本設計期間は契約締結後から12月19日まで。着工は2018年度を予定する。
募集スケジュールは、6月19日まで参加表明書を受け付け、同29日までに第1次審査(書類審査)の提案書を求める。7月6日に第1次審査を行う。第2次審査(書類審査、プレゼンテーションなど)の提案書を7月18日までに受け付け、同24日に審査を行い、早ければ同下旬に契約候補者を特定する。
応募資格は、豊橋市の入札参加資格「設計」に登録されている一級建築士事務所で、過去10年間に元請けとして道の駅やサービスエリア、商業施設があるパーキングエリアなどの基本設計や商業施設の企画立案業務の実績がある者などとしている。
技術提案にはテーマがあり、第1次審査では、「建築関係の担当者と商業関係の担当者との業務進捗に関する連携について」、第2次審査では、「隣接する既存店舗(あぐりパーク食彩村)との関係性」、「豊橋初の道の駅となる建築デザインの考え方」、「建設コスト削減の考え方」を求めている。
同市は、国道23号七根インターチェンジ北西側に、市内初の道の駅を整備する計画で、高い技術と商業用途の企画立案などを行う豊富な経験と専門知識を求めていることから、基本設計の業務を公募することにした。
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建通新聞社