岐阜県都市建築部は、2016年度10月に策定した「都市公園活性化基本戦略」を基に、花フェスタ記念公園など4公園の再整備を進めている。そこで各公園の17年度に行う整備概要をまとめた(詳細整備内容は公園ごとに追って掲載)。
基本戦略の対象となっているのは、「花フェスタ記念公園」「養老公園」「世界淡水魚園」「平成記念公園」の4園。 県外からの来園者が過半を占めるなど高い集客力があるものの、世界淡水魚園を除く3公園では、来園者数が減少傾向にあるという。そこで、県では「都市公園活性化基本戦略」を策定し、公園ごとに再整備計画を立て、これを基に集客能力を上げる内容とすることにした。
「花フェスタ記念公園」(可児市瀬田1584ノ1)は、80・7fの敷地に、世界のバラ園やバラのテーマガーデン、花のタワー、花の地球館などが配置されている。全体の再整備基本計画は17年度内に策定予定。
17年度は、施設内のバラ園の再整備に向けた設計と遊具の拡充に係る設計(公告済み)の他、施設修繕工事を発注する。
「養老公園」(養老町高林1298ノ2)は、87・5fの敷地に、パークゴルフや子供の園などが配置されている。再整備計画は、現段階での具体的なスケジュールは未定で今後策定予定。
17年度は、水遊び広場の基本設計を進める他、テニスコートの修繕工事などを行う。
「世界淡水魚園」(各務原市川島笠田町)は、国営木曽川三川公園に隣接しており、県が管理しているオアシスパークの3・4fの敷地に、水族館や水路、芝生広場などが配置されている。再整備計画は一部進行中。
17年度は、中央水路の改修設計を進めるとともに、遊具や一部休憩施設などを改修する。
「平成記念公園=日本昭和村」(美濃加茂市山野上町)は、83・9fの敷地に、銭湯や物販店、動物園などが配置されている。再整備計画は16年度から策定を進めており、17年度内にまとめる。
17年度は、施設全体の再整備に向けた詳細設計を委託する。また、入場門などの整備を行う。
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建通新聞社(2017/06/08)