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建通新聞社(中部)
2017/06/06

【岐阜】4路線に16億円/東海環状アクセス主要道 県土整備部

 岐阜県県土整備部は、東海環状自動車道整備に伴うアクセス道路整備を強化している。このうち、高富インターチェンジ(IC)にアクセスする国道256号高富バイパス(BP)など、主要4路線で2017年度に進める工事概要をまとめた。予算規模は、4路線で約16億円となる。工区割りや発注時期などは所管する土木事務所が決める。
 県は、東海環状自動車道を最重点プロジェクトに位置付け、未開通の西回り区間の早期全線開通を国へ要請している。県も同事業へ重点的に予算を配分し、17年度も引き続き用地取得と工事を進める。
 同道路の開通によって企業誘致や緊急医療のネットワーク強化、観光地へのアクセス性の向上などを狙っており、開通時期に合わせたアクセス道路の整備も重要となっている。
 17年度に整備を進める東海環状自動車道主要ICへのアクセス道路は、「国道256号高富バイパス(山県市)」「岐阜美山線大学北工区(岐阜市)」「157号三橋工区(本巣市)」「岐阜関ケ原線丈六道工区(神戸町)」の4路線。
 「国道256号高富バイパス」は、富高IC(造成工事は国に委託し進めている)にタッチする道路で、17年度はICの南側と北側の一部について、山切工や排水工を行う。予算規模はおおむね5億円で、岐阜土木事務所が担当する。
 「岐阜美山線大学北工区」は、岐阜大学北側の伊自良川橋(仮称)の整備を進めており、17年度はA1、P1の下部工を18年度までの債務負担で発注する予定。予算規模は約4億円で、岐阜土木事務所が担当する。
 「157号三橋工区」は、糸貫IC取り付け部で、ICに直接つながる部分の道路改良を進めており、17年度は建物移転補償に予算を充てる。予算規模は約2億円で、岐阜土木事務所が担当する。
 「岐阜関ケ原線丈六道工区」は、大野神戸ICにアクセスする道路で、養老鉄道をまたぐ橋を整備しており、17年度は、上り線の下部工の残る9基のうち一部を発注する予定。予算規模は約5億円で、大垣土木事務所が担当している。

提供:建通新聞社(2017/06/06)