福井県建設業協会は6日、福井市御幸の県建設会館で17年度通常総会を開催=写真、各種表彰のほか、今年度事業計画などを審議したほか、役員改選では坂川進氏を新会長に選出した。
退任する松田七男会長は冒頭、「これからも国が進める働き方改革にそって、建設企業の近代化を推進していこう」などとあいさつ。
来賓祝辞では、県の齊藤重人技幹が西川一誠知事の祝辞を代読、松田泰典県議会議長、池田豊人国土交通省近畿地方整備局長も、協会の今後に期待を込めスピーチした。
就任あいさつで坂川新会長は「技術と技能に優れた企業が自由に伸び、人材が夢を託せる健全な組織実現に努力する」などと抱負を述べた。
今年度事業計画では、社会資本整備推進に関する予算措置などの要望、建設業の経営改善対策、当会の充実強化検討の3つの重点項目を設定。
具体的には18年度予算の積極的な財政措置・ゼロ国債などの活用、17年度予算の大幅前倒し執行と社会資本整備主体の大型補正予算の編成などの働きかけを行う。
また、経営改善対策として、国土交通省の入札制度に対し、発注関係事務運用指針の適正な対応、県に対しては、最低制限価格の引き上げや適用業務の拡大要請、地域別の多様な入札制度導入に向けた取り組みを実施。
併せて、建設技能労働者の適切な評価や処遇改善などの雇用対策、担い手育成・確保、労働災害防止策などを推進する。
その他、各種法令の遵守、CSRへの対応や、社会貢献活動、広域災害協定に係る想定防災訓練の対応、当会・各地区建設業会などの運営強化策などを検討していく。