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　石川県県民文化スポーツ部文化振興課新図書館整備推進室は、６日までに「新石川県立図書館基本設計委託」（公募型プロポーザル方式）の１次審査を終え、概ね１０者程度を２次審査書類の提出要請者に選定したと見られる。
　２次審査書類（技術提案書等）の提出は７月１８日まで。２次審査は８月に行われ、技術提案書等の書類審査及びプレゼンテーション審査を実施した上で、８月下旬以降に設計候補者を選ぶ。
　委託内容については、新県立図書館建設に係る基本設計業務一式。建設予定地は金沢市小立野２丁目９３３（金沢大学工学部跡地）。
　履行期間は１８年３月１５日まで。
　同設計プロポーザルの参加資格は単体企業、２者または３者で構成する設計共同企業体としていた。また、新県立図書館基本構想で、建物の延べ床面積は約１万９０００平方メートル、開架スペースの開架冊数約３０万冊（閲覧座席数約５００席）、書庫の収蔵能力約２００万冊などとし、技術提案の課題としては▽新たな図書館を実現するための基本的考え方▽アクティビティを重視した動線及び空間構成の考え方▽「知の殿堂」を実現するための内外観のデザインコンセプト▽ライフサイクルコストを考慮した建設コスト、維持管理及び工程計画▽設計者として重要と考える事項―の５つを提示するとともに、提案における留意事項を示すことも求めている。
　なお、参考業務規模は１億円程度（消費税を含む）、建設本体工事費約１００億円程度（同）を見込む。