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建通新聞社
2017/06/08

【大阪】吹田佐竹台・高野台住宅 実施方針を公表

大阪府は、府営吹田佐竹台住宅と吹田高野台住宅の建設事業で、民間事業者が設計・建設して府に所有権を移転する「BT方式」の民間活用を導入するため、事業実施方針を公表した。9月上旬に総合評価一般競争入札を公告し、12月中旬に事業者を決定する予定だ。
 吹田佐竹台住宅については、昨年12月に事業者を公募する入札を公告したが、応募者がなく中断。今回、近隣の吹田高野台住宅を加えて一体的に整備することとした。新設住戸は、両住宅合わせて240戸を予定している。
 入札へは、複数の企業で構成するグループで参加する。応募要件に関しては、▽設計▽建設▽工事監理―などについて、それぞれ設定している。
 設計に当たる企業の応募要件は、▽一級建築士事務所の登録▽過去15年以内に鉄筋コンクリート造6階建て以上の共同住宅で、延べ床面積2735平方b以上、または28戸以上(以下、基準規模)の設計実績―など。
 建設に当たる企業の応募要件は、▽2〜3者の共同企業体▽大阪府の「建築工事(WTO)」の入札参加資格▽建築P点1200点以上▽過去10年以内に、基準規模の施工実績―など。
 工事監理に当たる企業の応募要件は、▽一級建築士事務所の登録▽過去10年以内に基準規模の工事監理実績―など。
 吹田佐竹台住宅は、B39〜41棟の府営住宅整備部分を解体撤去し、新たな住宅70戸を整備する。敷地面積は2・74f。
 吹田高野台住宅は、B58、B59、B73〜79棟を解体撤去し、新たに住宅170戸を整備する。また、入居者の移転完了後、府営住宅整備用地を除く区域に、外周仮囲いや仮設外灯を設置する。敷地面積は5・65f。
 いずれも2020年度の供用を目指している。