国土交通省東京国道事務所は、国道15号の道路上空を活用した品川駅西口駅前広場の事業計画策定に向けた提案や検討、調整などに協力する民間事業協力者の募集手続きを開始した。法人のエントリーを6月15日まで、企画提案を7月4〜26日にそれぞれ受け付ける。8月下旬に事業協力者を決定し、9月上旬にも協定を締結する。事業協力者からの提案を基に、おおむね1年程度で事業計画を立案する方針。その上で、2018年度に事業を実施する事業者を改めて公募する計画だ。
応募資格は単独または複数の法人によって構成する共同体。品川駅西口駅前広場に隣接する対象範囲内の土地所有者や、開発事業予定者などを要件とする。
開発事業予定者については▽都市計画法▽都市再生特別措置法▽都市開発諸制度―に基づく提案をしている事業者、または17年度内に提案を予定している事業者と位置付けている。協力の期間は18年度に実施する事業者の公募手続きに着手するまで。事業協力に要する費用は、原則事業協力者の負担となる。
関東地方整備局と東京都がまとめた「国道15号・品川駅西口駅前広場」の整備方針によると、駅周辺の限られた空間を有効に活用して道と駅、まちが一体となった都市基盤を整備するため、立体道路制度を活用して国道15号の上空に広場を配置。日本の顔となる「世界の人々が集い交わる未来型の駅前空間」を創り出すとしている。
提供:建通新聞社