北海道建設新聞社
2017/06/07
【北海道】札幌南一条病院が今秋から現地改築−延べ8600uを想定
社会医療法人北海道恵愛会(札幌市中央区南3条西6丁目4の2、西田憲策理事長)は、札幌市中央区南1条西13丁目にある札幌南一条病院を現地改築する。実施設計は鉄川建築設計で進めており、S造、地下1地上7階、延べ8600m²程度の規模を想定。今後施工業者を決め、9月ごろの着工を目指している。
同病院は1969年に建設した。施設規模はSRC造、地下1地上9階、延べ9806m²。診療科目は内科、リハビリテーション科、放射線科、人工透析などで、病床数は147床となっている。
耐震性能の不足に加え、老朽化も著しく、快適な医療環境の構築と業務の効率化を図るため、敷地内にある駐車場部分を使って建て替えることにした。
病床数など機能面は変わらないものの、延べ面積は1000m²ほど小さい8600m²程度になる見込み。現施設には、旧看護師宿舎棟など有効に活用されていないスペースも多いことから、改築を機に配置や動線を見直す。
9月にも着工し、2019年7月の完成を予定。新施設の完成後は現施設を解体し、35台分の屋外駐車場など外構を整備するほか、正面玄関部分の増設も計画している。
現在、改築用地を確保するため、建物外部に付属する階段や室外機などの撤去を進めている最中だ。