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　神奈川県は６月７日、開会中の２０１７年第２回定例会への上程議案を発表した。補正予算では、中小企業における人材の確保・育成支援策を盛った。この他の議案としては、「体育センター等特定事業契約」などを予定している。
　補正予算は一般会計に１億３３００万円を追加計上。17年度の予算総額は３兆２７４８億１２００万円となり、対前年度比で２・８％の減少。このうちの一般会計予算は１兆９４０３億６４００万円で、３・７％減となる。
　中小企業における人材確保・育成への支援は、職業訓練強化事業費に１億１３２８万円を盛ったもの。従来の公的職業訓練の枠組みでは対応できない人材育成策に取り組むとしている。この他、中小企業の「攻めの経営」に必要なプロフェッショナル人材の確保を後押しするため、シンポジウムや交流会を行う。予算額は２０００万円。
　特定事業契約を締結する体育センター（藤沢市）は、隣接する総合教育センターと一体的に整備し、建て替えから維持管理までをＰＦＩ事業で実施する。契約者は神奈川スポーツコミュニケーションズ、契約金額は２１５億４２１１万６１０４円。契約期間は35年３月31日まで。
　この他の議案としては、「県民ホール本館舞台設備改修工事」の請負契約を上程。工事請負金額は10億７４６０万円。３月22日の入札で森平舞台機構（東京都台東区）が落札している。
　提供:建通新聞社