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　流山市平方地区共同開発（東京都千代田区内神田２−15−４）が流山市内に計画する（仮称）平方北部地区物流施設計画が、先月末に開発許可を受けた。開発区域の面積は15万９３２６・58�uで、延べ約32・３万�u規模の大型物流施設を建設する計画。開発行為に伴う設計はオオバ、工事は大和ハウス工業が担当。７月ごろから造成等に着手する予定。常磐自動車道流山インターに近い同地区周辺では、ＧＬＰや大和ハウス工業等による大型物流施設の建設が相次いでいる。（関連記事２面）
　計画地は、常磐自動車道と主要地方道松戸・野田線が接続している流山インターの２・５km北側（平方字上谷３８３−２、同字中谷５８３−１、同字下中谷７２６−２他）の市街化調整区域に位置。開発区域の面積は15万９３２６・58�u。
　土地利用計画は建築物敷地13万５５９２・56�u、調整池１万５２４７・58�u、道路８４８６・44�uで、調整池は地区の北端に容量Ｖ５万９０００立方ｍで設置する。また、建築物敷地13万５５９２・56�uは、建物用地に８万９４４１・08�u、通路に１万３４５１・97�u、駐車場に４４８１・37�u、緑地・遊歩道に２万８２１８・14�uを充てる。
　施設規模は、ＲＣ一部Ｓ造地上４階建て（高さ30・32ｍ）、建築面積８万４６８１・29�u、延べ32万３４６０・56�u（容積対象27万５８４・00�u）。駐車台数は普通者１４５０台（敷地内１７２台、屋上１２７８台）、トラック38台（敷地内）で計画している。
　雨水は、地区北端に設置する調整池（Ｖ５万９０００立方ｍ）のほか、敷地内雨水貯留槽を３か所設ける。雨水貯留槽の計画容量は２万１０１４立方ｍ（６０３０立方ｍ、４９８８立方ｍ、９９９６立方ｍ）。このほか、防火水槽１００立方ｍ３基、40立方ｍ１基も設置する計画。
　昨年12月に改定が行われた同市都市計画マスタープランで、「自然配慮型産業系土地利用ゾーン」の一部に位置づけられ、周辺の環境に配慮しながら産業・流通系土地利用の形成に努める地区とされている。開発を進めるにあたっては、「平方北部物流施設地区地区計画」を定め、景観に配慮しながら流山インターチェンジ及び主要地方道松戸・野田線の広域交通網への利便性を生かした物流業務施設等を誘導するとしている。
　常磐自動車道の流山インターに接続する主要地方道松戸・野田線沿いでは大型物流施設の建設が相次いでおり、平方北部地区の南側（流山インター側）ではＧＬＰの「ＧＬＰ流山」開発、北側では大和ハウス工業による「Ｄプロジェクト流山」開発が進行中。