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　国土交通省四国地方整備局は、徳島県内の営繕事業として２０１７年度から「阿南税務署」の建て替えに着手する。順調なら建築その他工事を上半期中に、建築主体に付随する設備工事を年内に入札する。18年度の完成を目指していく。
　１９５６年建築の庁舎について、老朽化対策と耐震性能の確保の観点から現地で建て替えるもの。16年度に設計に着手するなど３カ年で総事業費５億４０００万円を投じて整備を図る。
　新庁舎の計画規模は鉄筋コンクリート造３階建て延べ約１３００平方�b。建築その他工事（発注規模は３億円以上７億４０００万円未満）では、既設庁舎の解体と新庁舎の新築、エレベーター新設などを合わせ発注する見通し。
　また、既設庁舎の規模は同造２階建て延べ４１９平方�b。この他に付属する11棟の解体工事も行う予定。施工場所は阿南市富岡町滝の下４ノ４。設計はあい設計（広島市東区）が担当している。
　５月31日に徳島市内で開かれた徳島県と四国地方整備局などとの建設事業調整会議では、名波義昭局長の出席の下、同事業を県内における新規事業の一つとして紹介。17年度の工程では、既存庁舎の解体と新庁舎の基礎工事を進める旨の説明を行った。

提供：建通新聞社