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建設経済新聞社
2017/06/06

【京都】京都府が29年度の運営目標 呑龍Tは合流地点まで掘削 3大学共同体育館計画策定

 京都府はこのほど、29年度の運営目標をまとめた。29年度の運営目標数は294(28年度は339)。このうち数値目標を設定した割合は87%(28年度は87%)。
 主なものをみると、政策企画部は、城陽市東部丘陵地の長池・青谷の先行整備地区への高次な商業機能や物流機能の導入を目指すとともに、中間エリアにおける段階的な土地利用を進めることなどを挙げた。
 総務部は、事業実施効果の早期発現を図るため早期の発注・予算執行(公共事業等の上半期契約率は前年度繰越分100%、今年度予算額を含めた全体80%)、本庁敷地内の庁舎再編等(本庁庁舎の老朽化対策を含む個別施設計画の策定)などを盛り込んだ。
 府民生活部は、府立青少年海洋センター(マリーンピア)の野外炊事場や全天候型体験施設の整備などを挙げた。
 健康福祉部は、京都認知症ケアセンター(仮称)の整備(2ヵ所)、府立医大附属北部医療センター「がん診療棟」の実施設計、洛南病院施設整備計画の策定などを挙げた。
 環境部では、流域下水道関係で「いろは呑龍トンネル」南幹線のシールドトンネル工事の進捗を図り、概ね到達地点(北幹線合流地点)まで掘削するとともに、洛西浄化センター場内に新設する呑龍ポンプ場(仮称)の建設に着手する。
 府営水道では、宇治市街地区間の工事を集中的に進めるとともに、新たに久御山接続区間の工事に着手する。
 建設交通部では、四宮川の治水対策の推進、佐濃谷川の河川整備計画等の策定、国道307号(宇治田原山手線)、宇治木屋線(犬内峠)、国道312号(大宮峰山インター線)の事業着手などを盛り込んだ。
 文化スポーツ部は、亀岡市の京都スタジアム(仮称)の工事着手、宇治市の山城総合運動公園の京都アイスアリーナ(仮称)の造成工事着手のほか、府立医科大学・府立大学・京都工芸繊維大学の学生間交流の促進に向けた共同体育館の整備計画の策定などを挙げた。
 教育委員会は、向日が丘支援学校の改築に向けて関係機関と周辺地域の共生型福祉エリア構想の策定などを盛り込んだ。
 商工労働観光部は、南田辺西地区の開発事業者の選定他、精華・西木津地区センターゾーン(4・7f)の活用推進に向け協議会の設置と活用計画の策定、堀川アート&クラフトセンター(仮称)の31年度当初着工に向け、民間事業者とともに基本・実施設計の推進などを挙げた。
 農林水産部は、循環型林業の構築を目指し、30年度の集成材製造施設、31年度のCLT製造施設整備に向けた計画の策定などを挙げた。