建設新聞社
2017/06/05
【東北・福島】中日本建設コンサルに委託/会津若松広域組合の新ごみ焼却施設アドバイザリー業務
会津若松地方広域市町村圏整備組合は、公民連携(PPP事業)による中間処理施設(し尿処理施設、ごみ焼却処理施設、ごみ破砕処理施設)の整備を計画し、このうち新ごみ焼却施設整備に向けたアドバイザリー業務を行う事業者を選定するため、5月30日に制限付一般競争入札を行った。
その結果、1952万2000円(予定価格3253万7000円)で中日本建設コンサルタントに決定。応札はエックス都市研究所、エイト日本技術開発、日本環境衛生センター、八千代エンジニヤリング、建設技術研究所を加えた6社だった。
この業務は、新ごみ焼却施設の整備・運営をPPP事業で推進するに当たり、契約を行うまでに必要な財政面、法務面および技術面におけるアドバイスを行うもの。
計画によると、会津若松市ほか周辺7町2村で構成しごみ・し尿処理等業務を行っている同組合の既存3廃棄物処理施設が老朽化し、処理能力も劣化していることなどから、全面建て替え事業に着手する。
施工地は、現施設がある会津若松市神指町南四合深川西地内で、概算事業費約156億円を掛け、新たな中間処理施設(有機性廃棄物リサイクル推進施設、エネルギー回収推進施設、マテリアルリサイクル推進施設)として建設する。
組合では、アドバイザリー業務の履行期限となる2020年3月31日までに、処理方式や能力などの詳細検討を進めるとともに、契約まで行いたいとしている。
なお、中間処理施設の基本計画は環境技術研究所が作成した。
提供:建設新聞社