日本工業経済新聞社(山梨)
2017/06/05
【山梨】小中3校にマンホールトイレ 甲斐市が来年度2校で施工
甲斐市は、小学校敷地内にマンホールトイレを設置するとして、設計業務を発注する。来年度2校、再来年度1校において施工を進める計画だ。
設置を計画しているのは、敷島南小学校、双葉西小学校および玉幡中学校の3校で、玉幡中学校は給食室改築を進めているため1年遅れ(2019年度)の着工が見込まれている。
設置箇所は、敷島南小学校がグラウンド脇(土の上)、双葉西小学校は職員駐車場を想定しており、玉幡中学校はかつて駐輪場として利用されていた場所を利用する。
各所とも、下水道本管からおおむね50m圏内にトイレの位置が選定されており、当面各所とも5基を予定している。5基分の管敷設延長は30〜40m程度で、スペースのうえでは余裕があるため、予算が確保できれば増設の可能性もある。多目的トイレとする場合などは穴の間隔を開けて対応するため、種類については今後検討する。いずれもプールの水を活用して、汚水を下水管へ流し入れる方法をとる。
同市においては、公園施設(島上条15、竜地2)や竜王駅(6)にはマンホールトイレ設置されていたが、学校施設への設置は初めてのケース。下水道本管の耐震化が完了しているため、当該3校が選定された。実施設計は、5月26日の入札により日本水工設計山梨事務所(甲府市富士見)が請け負う。