富山県土木部は、魚津市港町〜相木地内の河川総合交付金事業鴨川水系鴨川について、18年度以降に残事業の放水路整備1273メートル、物件補償を進める。
鴨川は魚津市中心市街地を貫流し、富山湾へ注ぐ延長3・9キロの二級河川。市街地の川幅は狭く、流下能力が小さいため、たびたび浸水被害が発生。沿川には住宅などが密集しており、河川改修が困難であることから、市道杉野印田線橋梁付近で分水し、富山湾へ直接洪水を流す放水路を既設の県道下に整備する。
事業概要は、全体延長2160メートルの放水路工(函渠工H2・9メートル×W2・6メートル〜H3メートル×W4・8メートル)一式。01年度に事業着手し、今年度は、あいの風とやま鉄道上流部の放水路工70メートルを推進。進捗率は62%。30年の完成を予定している。