福井県警備業協会の17年度定時総会は5月30日、アオッサで開催され、各種表彰のほか、16年度事業・収支決算報告、17年度事業計画・収支予算案を審議した。役員改選では吉田敏貢会長を再任している。
吉田氏は「労務単価の改正や適正な警備料金、人手不足や資質向上など、業界の課題は山積している。会員が一致団結し、社会の安全安心に貢献する姿勢を堅持し、労働環境と生活環境の改善に努力することが大切」などとあいさつ。
17年度事業計画としては防犯支援および災害発生時の支援事業として「日本一治安の良い福井」実現へ、県や県警が進める治安対策への支援活動として、犯罪に強い住環境ネットワークへ参加。
また、自転車盗、万引き防止対策、子供や女性を対象とした犯罪や事故の未然防止、振り込め詐欺防止への呼びかけなど、防犯思想の普及啓発に向け、各種媒体を活用し広報活動を行う。
その他、講習などの教育事業や、暴力団等排除対策活動、安全パトロールによる法令遵守のための指導、社会保険未加入問題のクリアーと労務単価問題などに取り組む。